ミネラルウォーター

ミネラルウォーターの基礎知識として押さえておきたい用語について。

ひとことに「おいしい水」といっても人それぞれの好き嫌いによるものですよね。

とはいえ、人は何をもとにおいしい、おいしくないを感じるのか?

正解は、ミネラル成分のバランスです。

ミネラル成分とは、

・カルシウム(Ca)
・マグネシウム(Mg)
・ナトリウム(Na)
・カリウム(K)
・鉄(Fe)
・マンガン(Mn)

です。このバランスによって味が薄く(淡白に)感じたり、硬くてしつこく感じたり、苦味や渋み、甘みを感じたりするのです。

自分に合ったおいしい水探しには、ミネラル成分を比較しながら探していくことをおススメしますよ。

原子番号20。ヒトの体内には約1kgほど存在する。脳の活動を促す働きがあり、骨の主成分でもある。1日当たりの必要量は約500mgで、周産期の婦人はこれの3倍強は必要でマグネシウムも同時に摂取しなければ意味がない。カルシウムが不足すると健康に悪影響があるため、カルシウムを補助するための食品や薬品等も多数販売されている。

現在、比較的に手軽に購入できるミネラルウォーターでもっともカルシウム量が豊富なミネラルウォーターは、クールマイヨールや、コントレックスという事になるが、これら欧米のミネラルウォーターの場合、マグネシウム量が多すぎるため、体内に吸収されにくい。コントレックスが便秘に利くといわれているが、マグネシウム量が多いために下痢になりやすいということも考えられる。

むしろ、日本のベストCaウォーターであれば、マグネシウム量も少なくカルシウムを効率的に吸収することができる。

原子番号19。カリウムは人体に不可欠の電解質で、カリウムイオンとして約200gほどが細胞内に存在する。

原子番号25。人体にとっての必須元素。骨の形成や代謝に関係し、消化などを助ける働きもある。不足すると成長異常、平衡感覚異常、疲れやすくなる、糖尿病(インシュリンの合成能力が低下するため)、骨の異常(脆くなる等)、傷が治りにくくなる、生殖能力の低下や生殖腺機能障害などが起こる。 しかしマンガンは川など天然の水の中などに含まれ、上水道水としては多すぎで普通に生活していてマンガンが不足することはまずないといわれている。

原子番号11。人体にとっては重要な電解質のひとつであり、その大部分が細胞外液に分布している。細胞外液の陽イオンの大半を占める。そのため、ナトリウムの過剰摂取は濃度維持のための水分貯留により、高血圧の大きな原因となる。

水素イオン指数(すいそイオンしすう)とは、物質の酸性、アルカリ性の度合いを示す数値で、pH(ピーエイチ、またはペーハーと読む。ペーハーはドイツ語由来)という記号で表される。とくに断らない場合は水溶液中での値を指し、純水はpH=7で中性、7以下を酸性7以上をアルカリ性と呼ぶ。

カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多く含有する水。水1L中にカルシウム10mgで硬度1度とする。硬度20以上を硬水。10度以下を軟水と分類。硫酸マグネシウム(芒硝)は漢方の一種でマグネシウムイオンを多く含む水を飲むと下痢をしやすくなる。

水1L中にカルシウム10mgで硬度1度とする。硬度20以上を硬水。10度以下を軟水と分類。

気になる味ですが、軟水は飲みやすい、いわゆる水道水のような味。

一方、硬水は味が濃く、キリッと引き締まったというか、口の中がザラッとするというか、飲みごたえもノドに引っかかる感じがします。最初は抵抗がある方がいるかもしれませんが、クセになる味ともいえます。

食品衛生法では水のみを原料とする清涼飲料水。鉱水のみのもの、二酸化炭素を加えたもの、カルシウム等を加えたものなどに分類される。日本のミネラルウォーターの多くは各地の名水やおいしい水をボトリングして販売されている。

日常口にする水道水がまずくなったことからおいいしさを感じる水に注目が集まるようになった。
ミネラル成分(カルシウム、マグネシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガン)のバランスによりおいしさを感じる。少なすぎると淡白でこくのない味、多すぎると硬くてしつこい味、さらに苦味や渋みも出てくる。

 

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